告知せず。

2014年12月2日 父の事
会社、15時で早退して母と一緒に病院に行った。
主治医の先生の話を聞きたかったから。


昨日、弟は驚いて黙りこくってた。
話をしているとうるさいと言ってきた。
現実と向き合ってないなぁと思う、姉は非情なのだろうか。
昨日の態度は逃げたなぁと思ったんだよ。


朝からボス弁護士に早退の理由として、父の話をした。
これから突発的に休むかもしれないから。
奥さん先生にも話をした。
誰よりもショックを受けたような表情をしてくれた。

家族優先にして大丈夫だからね。気にせずに、休んでいいからね。

と、言ってもらえた。ありがたいことに。
下手したらまた退職かなぁってちょっとそれも頭を過っていたから。

今の職場は医療問題も抱えている案件にあるから、肝臓やら内臓系にはちょっと強いというか。
知識を持っているから。ちょっとした説明で私以上に詳しくわかってらっしゃた様だ。

朝から色々調べたけれど、これ、どうしようもうなさそうな感じがする。

いつかは誰しも死ぬんだけれど。
近いってわかってて準備ができるだけ、良い状態なんだろうなぁ…。


肝臓癌の特徴の浮腫みや出血、食欲不振、体重減少。
どれも起こってるなぁと思いつつ、主治医の先生に聞いたら
まだ、癌の症状ではなく、別要因だと言えると言われた。

結局。
話をして、CT映像をみて、現状と治療方法と確認をして。
「告知をせずに、1回目の抗癌剤治療」
に母が最終決断をした。

念を押されるように、「告知せず黙っているなら、黙ったまま通してくださいね。黙りとおす覚悟を持ってくださいね」と、言われた。

母は、私が知らないところで泣いているんだろうか。

父に嘘をついた。
仕事が早く終わったから顔を見に来たと。
そんなこと、今まで一度もなかったんだが。

病室で酸素のチューブをつけながら寝ていた父親を見て。
退院してから10日でエライやつれたな、って
それでも母曰く、HCUに居た時よりまし。って言われた。

あぁ、やっぱりこの人、もうすぐ居なくなるんだな。って、他人事のように思う。

看護士さんから「お家で看取ることもできますからね、訪問看護にしましょう」
って言われたとの事。
主治医は「最期まで僕が診ます」って言ってくれているのに。
最期までってことは、病院に入院させてくれるんじゃないの?
病院にいたら、何か起こってもうちにいるよりはるかに良い対処ができるだろうに。
看護士さんたちからは「もうすぐ死ぬ人」って決めつけられているように思えた。
死ぬ人より生きられる人を優先的にケアすべきなんだろうけど。
切り捨てられた病院に居る必要あるのかな。
きっと、入院していても、父はあんまり看護してもらえないような気がする。

だからと言って今すぐ連れて帰るにしても、現状不可能なんだけど。
受け入れ態勢がまったくないし。
母に丸投げもできないだろうし。


昔からよく父とは喧嘩していた。
死ねばいいのにって何度も言った。

でも、今度はそれが本当になるんだろうか。

今日もやっぱりお風呂でひとり。
そんなこと、考えてた。

余命宣告されても、長く生きる人、共存する人はいるって言うけれど。
どうだろうかなぁ…。

先日見た、占いの記事。
来年は憂いが無くなるって。
今の憂いって、介護の事なんだよねぇ

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