■昨日のこと■
 夕方、大学時代の友人から連絡があった。
 珍しく電話なんかかけてくるから。
 とうとう、結婚でもしたか。
 とか、思ってたら。
 予想とは180度違った話が飛び出してきた。

 友人の彼女が死んだというのだ。

 まさか、冗談だろうと思ったけれど。
 「●●ちゃん、死んじゃってん」
 って、言われた。

 軽く、聞き流してしまいそうな声で言ってた。
 じゃないと、彼もやってられんかったのかも知れん。

 他の友達に連絡するのを手伝おうか?
 と、聞いたが、自分で連絡するという。
 話す事で現実だと、言い聞かせていたのだろうか。

 
 既に連絡を受けていたほかの友達と電話で話した。
 家にいたのが私だけだったので、弔電係りを引き受けた。
 ご実家で葬儀をするということなので、
 大学時代の友人はいけない子が多いと思ってのこと。
 岡山の山の手が実家だと聞いていたので。
 
 ショックを隠しきれない声で仕事をしていた友人達。
 それでも、私は、ショックはショックだったけど、
 実際に見るまでは信じられない気持ちで一杯だった。

 しばらくして。
 私の所へぽちぽち連絡が入るようになった。
 何故?
 正直、故人よりその彼氏とのほうが付き合いは長いぞ。
 私が詳細をしるはずがない。
 が、何故か私に連絡を取ってきて。
 詳細をたずねる友人がいた。うーん、謎。

 「こんな時しか連絡しないでごめんね。」

 と、ここ1年連絡をほとんど取っていなかった友達と話した。

 22時過ぎても電話はなりっぱなし。
 電話で10分話しているうちにメールが3通とか。
 鳴っては受けて、話して、メールを返して。
 弔電の受付も無事に終え。
 後は職場に報告して、お休みを貰うだけ。

 お葬式に出ようと思ってた。
 自分の中の何かにけりをつけたいと思った。

 夜中。
 仕事を終えた広島カープファンから電話がかかってきた。
 広島カープファンの仕事中に電話をかけたからだ。
 「独りで先に逝っちゃうなんてな」 
 と、怒っていた。
 どうしようもない、早すぎた友人の死に対して、怒っていた。
 
 
 いつか、人は死ぬのはわかっていることだけれども。
 それでも。
 20代で友人の死の知らせをうけるのと。
 50を過ぎて受けるのでは全然、違うな。と。
 
 彼女が笑うのをもう、見ることが出来ない。
 思い出すのは卒業式の日に、オレンジ色のデジカメを
 構えていた姿ばかりだった。

■今日■
 仕事は無事、休みがもらえることになった。
 仕事帰りに彼女の地元までの新幹線の切符を買った。

 帰りしなにもかかってきた電話。
 電車を降りて受けた。
 友人は泣いていた。明日、一緒に見送りに行くことになった。

 地元に着いたら、また電話。
 「代表だけが行ったらいいんじゃないか」
 と、言い出したやつがいるそうだ。
 Y瀬。私の中ではY瀬はトラブルメーカーだ。
 正直、うざい存在なのだ。

 各個人の意思で彼女の地元岡山まで向かおうと思ってる。
 が、何故、そのうちの独りの意見で、行動を制限されなくては
 いけないのだ。
 と、私も苛立ちを隠せなかった。

 代表云々。
 何をもって代表なんだ言ってみろと。
 入学した時から仲の良かった子だけが、行けばいいのに 
 と言いたいらしい。
 確かに3回生くらいから仲良くなった子も
 たくさんいる。が。
 その子が見送りに行くのはおかしいって。

 お前の頭がおかしい。と思ってる。

 もめるぐらいなら、行かない。
 と、私は言いきっていた。

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