夢を見た(悪夢編)

2001年2月23日
どんよりと曇った空。
四角い窓から見えているのは灰色の空。
私がいる場所も、全部灰色で。
コンクリート剥き出しの壁にチカチカする
鈍い色の蛍光灯。

私は真っ赤なフードつきトレーナーに
ジーンズ、お気に入りの黒の厚底靴で。

どこかにはいる為に人ごみに並ぶ。
私と何人かの知り合いが一緒に並んだ。
私たちが並ぶと、後ろにたくさん列ができた。
知らない間に人がたくさん並んでいる。
それは、大抵が疲れた顔のおじさんだった。
どこかに出かける為に、そこに並んでいた。

私はもう一つ入り口がある事に気がつく。
そこに気がついたら…
列から追い出された。
男と女。
別けてしまったみたい。

私は知らない女の人と一緒に違う入り口から
中に入った。
中は個室になっていて、おもむろに女性が
部屋の中の扉をあける。
そこに現れたのは何故か、トイレ。
そして、その向こうにまた扉。
女性がまた、開けようとして…
私は何故だか気持ちが悪かった。
『開けてはいけない』と思う。
カラカラカラ
誰もいないのに、トイレのペーパーホルダーが
鳴りはじめる。大きな音で壁が鳴る。
そして、扉を開けた女性の前に飛び出してきた何か
私は絶対声をあげてはいけないと
誰かに言われていたのに、叫んでしまった。
目の前に、頭を傷つけた女性。
私のトレーナーはその血で汚れているのに、
まったく気がつかなかった。

部屋から女性をなんとか連れ出して、
知り合いに預ける。
落ちついて、息を繰り返す。
私のポケットには写真。
私と後2人の知り合い。仲間。ここに一緒にいる。
なんて名前かは覚えていない。
でも、仲がよかったと、無意識のうちに認識する。
彼らが私を助けてくれた。

すると…目の前に小さな少女。
先ほどの部屋に入ろうとしている。
『いっちゃだめ!』
呼んでも振り返らない。後ろから私がその子を
止める。でも…
私が止めたら、その子の首が切られた。
勢いよくでてくる血。顔が髪が、血にまみれる。
途端に身体が重くなって、顔を上げた視線の先に
宙釣りに釣られた血まみれの目を見開いた女性。
怖くて怖くて、必死で逃げる。
私は手に持っていた筒状の紅い中身を
振りまいて逃げた。

自力で、部屋を脱出したら黒い髪の少年が
私の姿を見て、憤慨している。
そうして、自分がそこへ入っていってしまう。
何故だか、私はその少年を知っていて、
たよっていいと思っていた。
彼なら大丈夫。そう思った。
そして、私は立っていられずに血まみれの身体を
コンクリートに押しつけて、滑りこむ。
血にまみれた両手で、顔を覆っても、
どこもかしこも血の色
真っ赤な…

『   』
私は名前を呼ぶけど、なんと呼んだか覚えて
いない。
投げ出した足を私はうつろに見ていた。


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